* 諦めないで、負けないから。 -prologue- *
―――その人は突然僕に向かって走り寄ってくると、ナイフを振り上げて来ました。
必死に逃げようとしました。
体を反転させた、その時、右腕に激痛が走りました。
そのまま体は地面に叩き付けられて、
僕は逃げていく男の人の背中を見送ることしか出来ませんでした。
段々、意識は遠くなって。
目が覚めると、白い部屋の中、白いベッドの上、白い布団に包まれて、
僕は一人、静かな世界の中に居ました。
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カチロー総受小説のスタートさ。結構長いので覚悟のほどをお願いします。(笑)
2004/03/01