Pray you, God.

The one who owes the whole.

Might not be you that tells the truth.

Then where does the false comes from?


Tell us, God.

The one who decieves us all.

Or is it that just we are such fool.

Never finding the latter end?











  * THE BLIND GOD -part.1- *












「おはよー」
「おっはよん」

「……」


オレは、楽しそうに会話する女子の中の、
ただ一人だけを見詰めた。

その子の名前は、

別に、恋愛感情なんて無いと思った。ずっと。
だけど、最近気付いてしまったんだ。

見てると、ドキドキすること。
いつまでも見ていたいなって気持ち。
それから…手に入れたいな、って思う。

ずっと好きな人は居ないとか言ってたけど、
オレも一応中3男子だし。
恋の一つや二つするっつーの!

「おはよ、英二」
「んにゃ!?あ、おはよー!」
「なに慌ててんの?変なのー」
「にゃ、にゃはは…」

び、ビックリしたぁ…。
オレ、考えてたこと口に出してないよね?
聞かれたら困るもの。
勿論…そのうち伝えるつもりじゃ、居るんだけど。

「英二」

掛けられた声に、オレは机に伏せていた顔を起こした。
そこに居たのは…オレの親友、不二だった。

「……ふにゃぁ、不二ぃ〜」
「どうしたの、元気ないじゃん?」
「ちょっと、人生の悩みなんだにゃ…」
「人生?そんな大きな悩みの割には元気そうだけど」

そう言うと、不二はクスクスと笑った。
どうせ、オレのことだから悩みだといっても
どうしてお空は青いんだろうとか、
今日の夕食なんだろうとか、
そんなものだと思ってるんだ…。
今回ばかりは結構本気なのに。

『キーンコーンカーンコーン…』

「あ、それじゃまたね、英二」
「ほいほ〜い…」

不二は自分の席へと帰っていった。
クラスのみんなが、バタバタと教室中を走り回る。
そしてオレの隣に座ったのは…だ。

「英二、元気ないねぇ。今日はなんかおかしいぞぅ?」
「そうかにゃ?あはは」

せめての前では笑ってようと思ったけど。

…なんか、ぎこちない笑いだったかも。
トホホ。



   **



「そしてこの場合、xはyの半分であることから、
 逆に言えばy=2xとも表すことができ…」

「………」

なんだなんだ、数学なんてつまんねーの!
分かりもしないし、先生も面白くないし。
ちんちくりーんのへんちくりーんって感じ!
あーあ……。

「……」

隣をちらっと見た。
キラキラと瞳を輝かせてる
凄いにゃぁと思ってノートを見たら…
先生の似顔絵を描いてた。
なんからしいにゃぁ、っていうのと、
予想外に似ていたもので、こっそり笑ってしまった。

「あ、英二見たな?」
「ごめんごめん、でもソックリだにゃ!」
「あはは、やっぱり?」

そんな、こしょこしょ話。
こんなことも出来るのも、幸せだにゃ〜…なんて。

でもでも、こんなことで満足してちゃダメだ!
ずっと考えてたけど……。
告白、しようかにゃぁ。

「(うぁ〜!そんなの緊張するっ!)」

今までが友達みたいな関係なだけに、
話すだけだったら簡単だけど、告白なんて…。
でも、このままじゃ一生気付いてもらえない!

男菊丸、やると決めたらやる!

ノートの端っこを破って、手紙を書いた。
内容は簡単。
話があるから、部活が終わったら教室に来て、って。

先生が黒板に板書をしてる隙に、さっと渡した。
は一瞬不思議そうな顔をしたけど、
こっちを向くと、OKサインを出してきた。

ここまで来たら、引く手はない!
勝負は、今日の放課後だ!!






















Next criminal→Heroine


2003/04/15