* なんだかんだ、オトメだ。 *
アキラの部屋、アキラのベッド。
ベッドに仰向けに押し倒されて、
手首を握られてるうちと、それをやってるアキラ。
そうか、うちはこっち側か。
幾度、何年、男勝りと言われ続けても、
肝心なところでオトメな自分に嫌気が差すし、
一方で少し「可愛い奴め」なんて充足感もあって。
なのに何故か。
そこから何も進まない。
うちがオトメである以上に
アキラは女々しいのである。
それがずっと変わらないから、困る。
どうすればいいか考え込んでるの?
それともうちが何がするのを待ってるの?
わからないからうちは動くことができやしない。
「アキ…」
「ちょっと待って!」
はい。
もう十分待ったんだけどな、
と思いながら口を閉じたら、
「何もしゃべんな、」
アキラは女々しくて、ヘタレで、
だけど意外と大胆で、
うちはオトメだ。
「(ホント、イヤんなる)」
上から降りてくる顔にそっと目を伏せた。
裏々書きたくて書き始めたのに
神尾が女々しくてそこまで行かなかった(笑)
そしてちゃんとした裏々も書きたい(これじゃ表や)
お陰で仮タイトル『神尾夢続編裏裏(表)』になってたが???w
『symmetric my-color』の続編で正式に付き合った後という設定。
お互い名前呼びになってたりする。
2018/07/30