* Good Morning Call *
ピピピピピピピピピピ…
「ん……」
あまりに眠い、けど、世界が眩しい。
なんじゃ、こりゃあ…。
「朝ぁー?」
「朝だけど、もうちょっと寝てていいぞ」
あ、秀が居る。
なんだっけ、今の状況は。
昨日の夜は、
秀一郎の誕生日をお祝いして、
空が明るくなり始めるくらいまで起きてて、
明日は休みだから
少しゆっくり寝ようねって
アラームを遅めに設定した、はずなのに。
「、土日の方でアラーム設定したろ」
「………ああ、振替休日ー…」
秀からスマホを受け取って、画面を確認。
そうだ、今日はお休みだけど、月曜日だった。
月曜日だけど、休日で、秀一郎の誕生日で、
一日ゆっくりできる日なんだった。
「ごめんね、起こしちゃって。また寝よー…」
「いや、俺はもう起きてたから」
「はー?寝たの4時過ぎだよ…」
「体が勝手に6時前には起きちゃうんだよ」
私はムリ。
そう言ってぽすんと頭を枕に戻す。
ハハっと笑って、頭をぽんぽんとされた。
「いいよ、しばらくしたら起こすから。おやすみ」
言葉を聞き届けて瞼が重くなる。
次はもっと、優しい音で目覚められるね。
起きたらもう一回、「おはよう、おめでとう」って言おう、
そう考えながら幸せなまどろみに溶けこんでいった。
大石BDに浮かれて4時過ぎまで起きて
平日設定の5時半目覚ましに起こされて
ぶちぎれて二度寝した実録を夢変換した(アホ)
毎日大石の声で起こされたい人生である…。
2018/04/30