* Only Between Two of Us *












「落ち着くなー…」


ゆらゆらと揺れる水草と、
その間を楽しそうに泳ぎ回る魚たち。


そして、隣にいるこの人。



「な、魚たちって、見ているだけで癒されるだろう?」



そう言って笑う。

ああ本当に、落ち着く、優しい笑顔だなぁ、
なんて横でしみじみ感じていることも知らずに。



優しくて、まっすぐで、誰よりもお人好し。

そんなアナタに、私はお似合いになれてるかな?

付き合い始めるまでは猫を被っていた自分を顧みる。



でも、違うからこそ、何年も経った今でも
新鮮な気持ちで一緒に居られるのかも、
なーんて、がさつでわがままな自分を正当化してみたり。

だってアナタは、こんなバカなことしないでしょ?



「突然ですが、ここで一曲歌います!!」

「どうした?」



唐突に癒し空間を切り裂く私の歌声

そして飛び出すプレゼント。



「ハッピーバースデーディア シュウちゃん ハッピーバースデートゥーユー♪」



また一つ、優しい笑顔が生まれた。






















仮タイトル『大石オンリー2SP』www
某方と二人で大石祝いでカラオケ行ったときにスケブに書いたものw
歌わずに薄い本を読むなどしてたら、
カラオケがスクリーンセーバーみたく水槽の映像を映し出すもんだから
大石っぽい〜!つって書いたんだったと思うw


2018/04/21