* 転ばぬ先の花粉症予防 *












朝一、お隣さんに挨拶。


「おはよう」

「おはよう!」


表情は爽やかだけれど。

声が。


「鼻声だね。風邪?」

「いや、かふ…かふ…ふ……ふ」


ふえーっくしょん!


教室中に響き渡るような、くしゃみ。

これじゃあ爽やか君が台無しだ。


「なるほど、花粉症ね」

「そうなんだよな」


チーンと鼻をかむ。

ティッシュ箱持参ですか…。


は大丈夫かい?」

「今んとこはね。いつ発症するかわかんないっていうから怖いんだけど」

「予防できるならするにこしたことはないぞ」


とか言った直後にまたくしゃみが出そうになって、
は、は、は…の状態で変な顔になって、
おさまったようで ふ〜〜〜〜… とか深呼吸してる。


かわいそうだけど。

かわいいかも。


だけどごめんね。



「予防するわ」

「それがいい」



私は花粉症にはなりたくないな。

横でひたすら鼻をかんでる姿を見てそう思った。






















花粉症発症疑惑で勢いで書いた第2弾w
いえね、本気で花粉症に染まっちゃったら
花粉症じゃない主人公ネタが書けなくなると思って
花粉症じゃない人の気持ちを覚えてるうちに、と。
結局発症してないっぽいんですけどねw

大石ってくしゃみ大きそうだよね、
クラスでも大石の花粉症は有名になるレベルだといいよ(笑)


2014/03/17