* Can't stop calling me names! *












それは、放課後のお遊戯。

君は委員会の仕事の書類を書いてて、私は向かいの席で様子を観察してる。



「大石くんって好きな人いるのー?」



突然の質問に驚いたのか、正直に答えるか否か迷ったのか。
少し間はあったけど、素直な返事がやってきた。


「…いるけど」

「だーれー?」


足をぶらぶらさせる私。
対して向こうは私の顔を確認してから。


「…

「へー!どんなとこを好きになったのー?」

「おい、お前は何がしたいんだ」

白々しいな、とでも言いたいかのように吐き捨ててきた。
私はケラケラ笑ってる。
ため息を吐かれた。

じゃあここいらで喜ばせてみる?



「あ、ちゃんもね、大石くんのこと好きって言ってたよ!」



そう言ってやったら、固まって、
きっと嬉しいだろうのにしかめっ面で書類を片してる。

え?照れてるの照れてるの?



「ほら、帰るぞ」

「はーい」



秀一郎が電気を消して教室を出るから、私も後を追った。

そんな、放課後のお遊戯。






















自分でした、っていうどんでん返しw
最後まで大石の二人称出さないの苦労したよ。

「ほら、帰るぞ」がすっげーツボww
英二にはいうけど不二には言わなさそうじゃん。(←指標)
きっとすごく仲良しな二人なんだと思います。
ツンデレ大石って珍しいけどねwww


2012/05/09