* 本日マイナスsomething *












何回目だっけ?

アナタの誕生日。





、起きて」


「へ?あ、ああ…」




おはよー。

なんてむにゃむにゃ挨拶して、
ああそうか、ここ周助んちだ。


朝かー。んー……。



「…アレ?もしかして今日って平日?」

「そうだよ。だから早く起きて」



上半身裸の周助が私の肩を揺する。
シャワー浴びてきたのかな、髪からシャンプーのいい匂い。



「会社行かなきゃかー!あー…」

「本当は今日くらいゆっくりしたいけどね」




伸びをして、頭をかしかしと掻いて、
今の周助の発言の意味を考える。

んー…。



はっ!



「あっ、そうか!お誕生日おめでとう!」

「ありがとう」



昨日の夜100回くらい聞いたけどね、
なんて柔らかく笑う。

ようやく体を起こした私は、自分が全裸なことに気付いてハッとして、
そうか今日はそういう日で、しかも今年はこういう日で。



「なんだっけ?今年で?」

「6歳」

「そうそれ」



クスクスと笑い合う。


初めて会ったときは、何歳だったっけ?
この日を迎えるのは、何回目かな。



、俺あと5分くらいで出ないといけないんだけど、鍵任せていい?」

「えー嘘ー!?もう行っちゃうのー!?」



涙目になる私。
頭をポンポンとすると、周助は微笑む。



「帰り少し遅くなるかもしれないから、開けて待っててね」



ハイ。

と鍵を差し出してきながら。



……なるほどそういうことですか。




「日付が変わる前に帰ってきてね」

こそ、俺より先に帰ってきてよね」


「…無理だったらごめん」

「やっぱり合鍵作るかなぁ」




そんなことを言いながらネクタイを締める周助。
見慣れてきたけど、やっぱりカッコイイな。

それに、今日は特別。




「それじゃあ行ってきます」

「うん頑張ってね」

こそ、無理しないでね」





ありがとー。


パタン。



……。






7時丁度。

私もここからだと8時前には出ないと。
シャワーも浴びたいし忙しいな…。


とは思いつつ、もう一度布団に潜る。


アナタの匂い。





今日はとても特別な日。
世間だって少し浮かれてるのに、
私にとって、アナタにとって、それ以上に大切な日。



どうすれば今日を大切に出来るかな?

毎年楽しみにしてるのに、今日になると何をしていいか分からない。




とりあえず、幸せな一日になりますように、

一緒にいられる時間も、そうでない時間も、大切に過ごそう。






















最近ピロートーク系のネタ多いな。裏々のようで朝チュン。
ていうか純粋な中学生書くの大変wもう若くないww

たぶん不二は今年で28歳なんだろうけど、
大石と同い年でいたいので私は24歳設定でいきますw(強引)

一人称が「俺」なのは、まあ未来を想定してるからってのと、
この前アニプリで初登場の回みたら俺だったってのがツボってw萌www

てわけで、テニプリハマって3回目の不二誕ですw


2012/02/29