* 長年連れ添った最愛の… *
「あー、今日コジロウの誕生日だ」
思わず声を上げる私。
むっ、と君は眉をしかめる。
「コジロウって、誰だ」
「え、何妬いてんの」
私がニヤリとつついてやると、
「そんなことないけど!」とちょっと怒った風に言う。
普段大人っぽい君だけに、こういうのは貴重。
ああ。
イタズラを思いついた。
「そういえば…話したことなかったっけ。別に、隠してたわけじゃないんだけどさ…」
「あ、いや…話しづらいことなら無理に話さなくていいんだぞ」
私は突然に神妙な顔。
急に慌てふためき出す、お人好しな君。
「ううん。もう…終わったことだから」
一呼吸置いて。
「昔、私が誰よりも大好きだった子。もう…二度と会えないけど」
あれ?
思い出してたら本当に涙が滲んできた。
「別に未練なんてないんだけどさ…誕生日とかになると、今でも思い出しちゃう」
シーンとする空気。
…やりすぎたか?
横の人をチラ見すると、
突然の私の告白に戸惑いを隠せない様子。
それでいて、様子の違う私を気遣ってか、
ぎゅっと、抱き締めてきた。
やりすぎちゃった。
さあ、どう切り出そう。
骨を噛むこととボール遊びと毎日のお散歩が何より大好きだったコジロウちゃん、
天国で見守っててね。
大石夢なんですけども。
実際は大石→リア彼(嫁)、コジロウ→大石と置き換えてくださいwwww
嫁にフォローされてんのについったで今日に限って
「0014 315!秀様だいしてる!」言いまくってる自分を客観視して書いたw
まあ間違っても「秀様だいしてる」とは実際には書けないけどな。
嫁のあだなが秀に該当するからである。(←)(読み方違うけど…)
大石が実際にあんなかわいいヤキモチやけるとは思ってませんけど!
表面化では笑ってるけど内面ぐちぐちな醜い嫉妬か、
「へぇ、そんな人がいたんだ!(爽)」って
女の子が逆にふてくされちゃうほど嫉妬しないかどっちかだと思うの。
2011/04/30