* 近未来予想図 *












――平成××年5月26日 昼過ぎ

居間のソファで雑談を交わす私たち。



「………」

「あら?」


視線を感じて振り返ると、

そこには一人の少女が。


「俺の妹だよ」

「えっ、シュウって妹居たんだ!」

「確かに話してなかったかもな」


廊下から顔を覗かせた妹さんは、

「大石美登里です」とご丁寧に挨拶すると

その場から消えた。


「…いっちゃった」

「人見知りするんだ。照れてるだけだと思うよ」

「そっか」


妹さんか…。

これは盲点だった。

しっかり仲良くしておかなきゃ。


だって、近い将来、義妹になってるかもしれなくてよ!?


「話してみればきっと気が合うと思うぞ」

「それは嬉しいな」


勝手にこんなこと想像しててごめんなさい美登里ちゃん。

でも、宜しくね。





















大石の妹の名前、なんだろね。正式に公開されたら修正します。


2003/09/27