* 貯金箱に夢を *












――平成×△年3月22日 ブランコの上

手紙を掲げて横で笑う貴方を見て。



貯金箱の中に手紙。

少しミスマッチな気もするけれど。


それでも、それだけ大切にしてくれてるってことかな?


貯金箱の鍵、無くさないでね。

大切にするあまり、一生出せないってのも悲しいからさ。



封筒に入った一枚の紙。

書かれた沢山の思い出と約束。


それは契約の印。

貴方と私は、再び巡り合えるって。


否応無しに、強引にでも逢いましょうと。



まるで夢のような話。






















相棒へ捧ぐ。大切にしてやってくれてますか?


2003/09/22