* 恋に酔う *












「大石、今日誕生日だっけ?」

「ああ。よく憶えてたな」

「それは、憶えてるよ」


広い胸の中に体を埋めた。

温かくて落ち着く、この空間。

何でこんなにも、心が安らぐのだろう。


「大切な人の特別な日を、忘れられるわけないでしょ」

「…そういってもらえると、嬉しいな」


腕の中から顔を見上げると、笑顔を返された。

その笑顔は近付いてきて。

そして、そのままキスを落とされた。



肌が触れるだけで。

唇を合わせるだけで。

愛する人だというだけで。

何でこんなにも、熱いのだろう。



 恋をするって、フシギ。






















短いですね。
4月30日の誕生花が『フジ』で、
花言葉が『恋に酔う』だったことから。(ネタだ)
それを書きたかっただけ。深い意味はなし。

二人って原作だと仲悪いだろってぐらい話さないよね。(笑)


2003/04/30