* 君のプレゼント *












「海堂、今日何の日か知ってるか?」
「いや…わかりません」

青学3年乾貞治は、お気に入りの後輩、2年の海堂薫に声を掛けた。

「実は…俺の誕生日なんだ」
「ああ、そうだったんスか。オメデトウゴザイマス」

そう一言述べると、海堂はどこかへ行こうとしてしまった。
乾は一瞬顔をしかめた。

「…それだけか?先輩にもっとなにかこう気の利いた事とかできないかい?」
「…スンマセン。そういうの苦手なんで……」

迫る乾だったが、海堂には軽くかわされていた。
考えた乾は、海堂にこんなことを言ってみた。

「…海堂からプレゼントが欲しい。」
「は?そんなこといっても…何も用意してないっスけど…」

海堂が困った表情をするのをみて、乾はニッと笑った。

「それは丁度良かった。実は、俺が欲しいのは
 海堂からのプレゼントじゃなくて、海堂自身だからv」
「……はぁ?」

思わず海堂はマヌケな声をあげた。
だってまさかそんな事をいわれるとは思ってなかったから。

「まさか断りはしないよね?」
「え、ちょっ、だってそんな事いわれても!!」
「先輩の言うことは聞くもんだ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

結局、海堂は部活終了後無理矢理乾の家に連れて行かれた。
その日の夜、乾家から叫び声が聞こえたとか聞こえなかったとか…?
























なんなんでしょ、これ…。(笑)
なんか、足掻きって感じ。(ぉ
乾さんの誕生日を祝して書いたのですが。
う〜ん…祝えてるのか?(汗)

そして、これの続編が何処かで書かれてるとか
書かれていないとか。(んふっ)
続編というか最中というかいやいやなんでもありません。(爆死)


2002/06/03